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根っこ育て通信

 【前編】子どもたちの健やかな脳発達のために~~生活習慣、絵本、運動、音楽、そして体験!ゲーム、スマホは時間を決めよう

2024-05-28
 東北大学加齢医学研究所教授瀧靖之先生が、講演会で子どもたちの脳がどう発達するか、どう関わるとよいかお話くださいました。パパママにもぜひお伝えしたい内容です。
 
〇脳の発達には領域による差がある
 子どもの脳は、視覚・聴覚等を司る後部から、論理的思考を司る前部へと進みます。その特性から、それぞれの年齢で獲得しやすい能力は次のようになるとのこと。
 0歳~ 愛着形成【体にたくさん触れ、話しかけるなど】
 1歳~ 読み聞かせ【母語の発達のピーク、人からの信号を優先して獲得。人からがよい】
 2歳~ 知的好奇心【脳を育てる一番の原動力!】
 3-5歳~ 運動・音楽【運動野の発達のピーク、器用さも身に付きやすい】
 8-10歳~ 英語【第2言語の臨界期、リスニング力等伸びやすい】
 小・中学生~ コミュニケーション【前頭前野発達ピーク、思考・判断・創造】
 
〇夢中になれることが知的好奇心を伸ばす
 興味を持ったことから感じるワクワクや知りたい・やってみたいなどの欲求は、多少の困難を伴ってもやってみたいと思うものです。ではどんな風に興味を伸ばすか?一つは、興味を持ったことに少し知識を入れること。知らないことより、知っていることに触れたときのほうが興味がわきやすくなることで、これを流暢性効果といいます。倉橋惣三の唱える「誘導保育」に繋がるものを感じます。もう一つは興味の対象への体験をたくさんつくる、繰り返し接触すること。こちらは単純接触効果といわれます。この二つにより内発的動機付けが促され、子どもは夢中になってあっという間に知識やスキルを吸収してゆくのです。
 
〇絵本は世界を広げてくれる絶好のアイテム
  好奇心が芽生える時期におすすめなのが絵本や図鑑です。身近な対象に対して「本」の世界を入り口に、実際に触れるなど「現実」の世界と結び付けてゆくと好奇心が満たされ、さらに伸びてゆくそうです。また、知的好奇心を伸ばすのに「模倣」がとても重要で、脳のミラーニューロンは単なる運動のマネだけでなく、他者の意図を理解し、共感力を養なう社会的認知の側面もあるのです。
 
〇運動と音楽
 運動と脳発達と学力には有意な関係性があるそうです。有酸素運動は脳の海馬の成長を促進したり、ストレス反応を沈めたりする効果があります。運動後にスッキリするのはそのためです。
 音楽や楽器演奏も脳の様々な領域と関係していて、脳発達が促されるそうです。しかも、幼少期の音楽演奏と知的機能の関係は、大学生になっても同様の相関がみられ、小児期における音楽レッスンの学力への効果は長期にわたり保たれる可能性がわかってきたそうです。
 
スポーツに楽器、子どもにさせたいけど興味を示さなくて…そんな声がよく聞かれるそうですが、それにはまず、パパやママ、周りの大人が一緒にするのが一番いいそうですよ。え?経験がない?大丈夫です!脳には可塑性(かそせい・脳が自らを変化させる力)があり、何歳になっても高齢者でも脳は伸びるので、いつ始めても成長できるのです。ただ、子どもたちより伸び率が緩やかだから時間がかかってしまう、ということです。
 
脳発達の興味深いお話、後編に続きます。
幼保連携型認定こども園
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